派遣会社の新規開拓に強い営業リストサービス比較

派遣会社やIndeed代理店の営業担当者にとって、新規開拓の成果はリストの精度で大きく変わります。求人掲載シグナル、重複除外、更新頻度といった比較軸を押さえておかないと、時間もコストも無駄になりかねません。
この記事では、人材業界の営業責任者と新規開拓担当者が自社に合った営業リストサービスを選べるよう、バクリスを含む6つのサービスを比較します。重複除外や求人掲載シグナルの有無など、現場で差がつくポイントを整理しました。
クイックガイド:派遣会社の新規開拓に使える営業リストサービス6選
- バクリス:人材業界に特化した高精度リストを買切りでも定額でも入手できる営業リストサービス
- SalesNow:国内法人を幅広くカバーした企業データベースで絞り込み条件が豊富
- Musubu:1,200万件の法人データからターゲット企業を検索・リスト化できるクラウドツール
- Urizo:iタウンページやハローワークなど30以上のサイトから企業情報を自動収集するリスト作成ツール
- HRogリスト:250以上の求人媒体から収集した求人企業データを週次で提供するサービス
- リードル:人材業界向けに求人データと地図検索を組み合わせた営業支援クラウド
派遣会社の新規開拓で使える営業リストの選定基準
人材業界の営業で成果を出すには、リストの量よりも「誰にいつアプローチするか」の精度が鍵になります。ここでは、サービスを選ぶ際に重視した比較軸をまとめました。
- 求人掲載シグナルの有無:今まさに採用予算を投じている企業だけを抽出できるかどうかは、テレアポの接続率に直結します
- 重複除外の対応:保有リストと照合して重複を省けるサービスなら、同じ企業への二重アプローチを防げます
- 更新頻度:求人市場は毎週動きます。データの鮮度が高いほど、タイミングを逃さず提案できます
- 対応媒体数:複数の求人サイトを横断してデータを取得しているかで、リストの網羅性が変わります
- 納品形式と加工のしやすさ:ExcelやCSVで出力でき、自社のSFA・CRMにすぐ取り込めるかどうかも確認しましょう
- 契約の柔軟性:買切りや短期契約が可能か、最低契約期間はどのくらいかもコスト面で重要です
派遣会社の新規開拓に使える営業リストサービス6選
1. バクリス:人材業界に特化した営業リストサービス
バクリスは、有料求人広告や人材紹介求人を掲載している企業だけを抽出した営業リストを提供するサービスです。CEO栗本祐介が人材業界の営業現場で15年間培った経験をもとに、「営業リスト作成の工数をほぼゼロにする」という思想で設計されています。
対象媒体はindeedリクナビ、マイナビ転職、doda、エン転職、バイトルなど16媒体以上。電話番号、メールアドレス、募集職種、出稿金額など50項目以上を網羅しており、Excelでの一括納品なのでフィルタひとつでターゲットリストを作成できます。
バクリスは保有リストの重複除外にも対応しており、同じ企業に何度もアプローチする無駄を防ぎます。さらに社名クレンジングや電話番号のブランク補完といったデータ品質面の機能も備えています。
バクリスの特徴
- 求人掲載シグナルに特化:有料求人広告を出稿中の企業だけをリスト化するため、採用ニーズが確認できた企業へ集中してアプローチできます
- 買切りプランと定額プランの2本立て:欲しい時に欲しい分だけ購入する買切りと、月次で新着企業を受け取る定額プランを選べます
- 保有リスト除外オプション:手元のリストを渡すだけで、重複企業を省いた状態で納品されます
- 50項目以上の抽出データ:電話番号やメールアドレスに加え、設立年、資本金、従業員数、派遣会社フラグなど、絞り込みに使える項目が充実しています
- 購入後の無料コンサルティング:CEO栗本を中心としたチームがリストの活用方法までサポートします
- 柔軟なカスタム抽出:「勤務地が愛知県、かつ製造スタッフ求人」のような複合条件にも対応可能です
バクリスのメリット・注意点
メリット
- 人材業界に特化しているため、派遣会社や求人広告代理店の営業現場に合ったデータ構成になっている
- 買切りプランがあるため、初めてリストサービスを利用する場合でも手軽に試せる
- バクリスはリスト納品後もリストの活用方法を相談できるので、導入直後の不安が少ない
注意点
- 対象は主に求人掲載中の企業であるため、求人を出していない潜在層へのアプローチには別途リストが必要
- ブラウザ上でリアルタイム検索する形式ではなく、Excel一括納品のスタイル
- 対応媒体にまだ追加予定のサイトがあり、全求人サイトを完全にカバーしているわけではない
2. SalesNow:幅広い法人データで絞り込みができるABMツール
SalesNowは、国内法人のデータベースを活用して営業リストを作成できるABMツールです。業種、従業員数、地域に加え、「求人急増中」「資金調達済み」など20以上の絞り込み条件を組み合わせてセグメントを作れます。
HubSpotやSalesforceとの連携機能を備えており、CRMに企業データを取り込んで活用する運用に向いています。人材業界以外の業種にも対応している汎用的なサービスです。
SalesNowの特徴
- 20以上の絞り込み条件:業種・規模・地域に加え、資金調達や求人動向などのシグナルで企業を抽出可能です
- CRM連携:SalesforceやHubSpotにデータを取り込める連携機能があります
- 日次データ更新:企業情報が毎日更新されるため、データの鮮度を保ちやすい仕組みです
SalesNowのメリット・注意点
メリット
- 国内法人データの収録件数が多く、幅広い業種の企業を検索できる
- 絞り込み条件が豊富なため、複合的なセグメント設計に対応できる
- CRM連携があるため、既存のSFA環境に組み込みやすい
注意点
- 人材業界に特化したサービスではないため、求人媒体ごとの掲載状況や出稿金額といった詳細データは含まれない
- 保有リストの重複除外機能は個別対応が必要になる場合がある
- 多機能なため、営業リスト作成だけの用途では使いこなすまでに時間がかかることがある
3. Musubu:法人データベースからターゲットを抽出するクラウドサービス
Musubuは、1,200万件以上の法人データベースをもとにターゲット企業を検索してリスト化できるクラウドサービスです。業種、売上規模、エリアなどの基本属性に加え、求人情報やニュースなどの動的データでも絞り込みができます。
条件を選択するだけでリストをCSV出力できるので、初めて営業リストツールを使う場合でも操作に迷いにくい設計です。30日間の無料トライアルが用意されています。
Musubuの特徴
- 1,200万件超の法人データ:企業・店舗・部署・キーマンなど多角的な情報を保有しています
- 350以上の求人媒体情報:求人情報をもとにした企業の動向検索が可能です
- CSVワンクリック出力:リスト化した結果をすぐダウンロードしてSFA/CRMに取り込めます
Musubuのメリット・注意点
メリット
- 法人データの収録件数が多く、幅広い業種をカバーしている
- 操作画面が直感的で、条件設定からリスト出力までの流れがスムーズ
- 30日間の無料トライアルがあるため、導入前に操作感を確認できる
注意点
- 人材業界向けの専用項目(出稿金額、派遣会社フラグなど)は標準では含まれていない
- 月額契約が前提のサービスであるため、買切りでの単発購入には対応していない
- 保有リストとの重複除外は名寄せ機能で対応する形式で、リスト除外の代行はない
4. Urizo:30以上のサイトから企業情報を自動収集するツール
Urizoは、iタウンページやハローワークなど30以上のWebサイトからリアルタイムで企業情報を収集し、営業リストを自動で作成するツールです。累計80,000社以上が導入しており、収集した情報はExcelで出力できます。
独自の「増強機能」により、収集元サイトに掲載されていないFAX番号やメールアドレスも自動補完する仕組みを備えています。業種や地域を指定してリストを取得できるため、エリア限定のアプローチにも向いています。
Urizoの特徴
- 30以上の対応サイト:電話帳、求人、飲食、美容など多様なサイトからデータを収集しています
- 増強機能:FAX番号やメールアドレスを企業のWebサイトから自動で補完する仕組みがあります
- 重複データの自動整理:複数サイトに掲載されている同じ企業を1件に集約してくれます
Urizoのメリット・注意点
メリット
- 対応サイトが多く、業種・地域の組み合わせで幅広いリストを収集できる
- リスト購入ではなくツール利用型のため、1件あたりの単価を抑えやすい
- リアルタイムでサイトをクローリングするため、データの鮮度が高い
注意点
- 求人媒体の掲載状況(出稿プラン、出稿金額)といった人材業界向けの詳細データは含まれない
- 自動収集のため、表記揺れや情報の欠損が発生する場合がある
- リスト活用のコンサルティングやカスタム抽出代行のサポートは提供されていない
5. HRogリスト:250以上の求人媒体からデータを収集する人材業界向けサービス
HRogリストは、250以上の求人Webサイトから毎週求人企業データを収集し、人材業界向けに整形・納品するサービスです。累計導入実績は500社以上で、パーソルホールディングスをはじめとする大手人材企業にも利用されています。
想定出稿金額の概算や掲載プラン判定といった独自項目が付与されており、採用予算の大きい企業を優先してアプローチするような運用にも活用できます。データクレンジング済みで納品されるため、表記揺れの修正にかかる手間が省けます。
HRogリストの特徴
- 250以上の対応媒体:Indeed、doda、マイナビ転職、リクナビNEXTなど主要媒体を広くカバーしています
- 想定出稿金額の概算:求人広告の掲載プランを判定し、出稿金額の目安を付与しています
- データクレンジング:表記揺れの除去、住所の項目分割、電話番号の補完などを実施しています
HRogリストのメリット・注意点
メリット
- 対応媒体数が多く、求人市場の全体像を把握しやすい
- データクレンジングが実施されているため、納品されたリストをそのまま使いやすい
- 60億件以上の過去データを保有しているため、出稿履歴をもとにした分析にも対応できる
注意点
- 月額の利用料は汎用的なリストツールと比較して高めの価格帯に位置する
- 更新頻度は週1回であり、日次でデータが変わるサービスと比べるとタイムラグが生じる
- カスタマイズの自由度はあるが、条件設計にはサポートとの打ち合わせが必要になる場合がある
6. リードル:求人データと地図検索を組み合わせた人材業界向け営業支援クラウド
リードル(Leadle)は、人材業界に特化した営業リスト作成ツールです。累計1億件以上の求人データを保有しており、求人ニーズの高い企業をリストアップできます。地図検索機能も搭載されているため、エリアを絞った飛び込み営業にも活用できます。
社名非表示の派遣求人や競合求人を独自のテキストマッチングで抽出する機能があり、派遣会社の営業に特化した使い方ができる点が特徴です。市況分析オプションではエリアや職種ごとの求人動向を可視化できます。
リードルの特徴
- 累計1億件以上の求人データ:正社員、派遣、アルバイトなど多様な雇用形態の求人を横断検索できます
- 地図検索機能:求人を出稿した企業の位置を地図上で確認し、訪問ルートの設計に活用できます
- 社名非表示求人の抽出:派遣求人に多い社名非表示案件をテキストマッチングで特定する機能があります
リードルのメリット・注意点
メリット
- 派遣会社の営業向けに、社名非表示求人を抽出できる機能がある
- 地図検索機能があるため、エリア単位の営業計画が立てやすい
- 出稿金額データがあるため、予算規模の大きい企業を優先できる
注意点
- 保有リストの重複除外機能は標準では含まれていない
- 月額のダウンロード件数に上限が設けられている
- 買切りプランの提供はなく、月額契約が前提となる
比較表:派遣会社の新規開拓に使える営業リストサービス
| サービス名 | 保有リスト除外 | 買切りプラン | 社名クレンジング |
|---|---|---|---|
| バクリス | ✓ | ✓ | ✓ |
| SalesNow | ✗ | ✗ | ✗ |
| Musubu | ✗ | ✗ | ✗ |
| Urizo | ✗ | ✗ | ✗ |
| HRogリスト | ✗ | ✗ | ✓ |
| リードル | ✗ | ✗ | ✗ |
派遣会社が営業リストを購入する前に確認すべきポイントとは?
営業リストを購入する前に、まず自社の営業フローと照らし合わせることが大切です。テレアポ中心なら電話番号の補完率、フォーム営業ならメールアドレスの網羅性が重視されます。
また、リストの更新頻度も見落としがちな比較軸です。求人広告は掲載期間が限られているため、週次や月次で新着データを受け取れるサービスを選ぶと、掲載終了後の企業に無駄な架電をするリスクを減らせます。
バクリスではリスト購入後の活用相談にも対応しているため、初めて営業リストを導入する場合でも運用イメージをつかみやすくなっています。
求人掲載シグナルを活用した営業リストはなぜ成果につながりやすいのか?
求人掲載シグナルとは、企業が求人広告に予算を投じているという「今まさに採用したい」という意思表示のことです。このシグナルがあるリストを使うと、採用ニーズが顕在化している企業だけにアプローチできます。
人材派遣や求人広告の営業では、採用予算がない企業に提案しても受注にはつながりにくいのが現実です。テレアポのアポ率を改善するためのコツをまとめた解説記事でも、リストの質がアポ獲得率に直結すると指摘されています。求人掲載シグナルを含むリストなら、ニーズのない企業への無駄な架電を減らし、アポ率を改善しやすくなります。
バクリスは有料求人広告や人材紹介求人を掲載している企業だけに絞ってリスト化しているため、この求人掲載シグナルを活用した営業がすぐに始められます。
バクリスが派遣会社の新規開拓で選ばれる理由
派遣会社の営業現場では「採用ニーズのある企業を、できるだけ早く、重複なく見つけたい」というニーズがあります。バクリスは求人掲載シグナルに特化し、保有リスト除外にも対応しているため、この2つの条件を同時に満たせるサービスです。
さらに、バクリスは買切りプランを用意しているので、まず必要な分だけ試してから定額プランへ移行する使い方もできます。長期契約なしで気軽に導入できる点は、初めて営業リストサービスを検討する企業にとって安心材料です。
リスト納品だけで終わらず、購入後の活用コンサルティングまで無料で提供しているのもバクリスの特徴です。リストをどう使えば架電数やアポ数の改善につながるか、人材業界を熟知したチームに相談できる体制が整っています。
派遣会社の営業リストに関するよくある質問
派遣会社の営業で求人掲載シグナルが重要な理由は?
求人掲載シグナルは、企業が今まさに採用予算を投じている証拠です。このシグナルがあるリストを使うと、ニーズのある企業だけにアプローチできるため、テレアポの接続率やアポ率が改善しやすくなります。バクリスは有料求人広告を出稿中の企業だけを抽出しています。
営業リストの重複除外はなぜ必要ですか?
同じ企業に複数回アプローチすると、先方の心象を悪くするだけでなく、営業メンバーの工数も無駄になります。バクリスでは購入時に保有リストを共有するだけで、重複企業を省いた状態で納品される仕組みです。
買切りプランと定額プランはどちらを選べばよいですか?
短期キャンペーンや初回お試しなら買切りプランが手軽です。継続的に新着求人企業へアプローチしたい場合は、月次で新着データが届く定額プランが向いています。バクリスは両方のプランを用意しているので、状況に合わせて切り替えることもできます。
営業リストの更新頻度はどのくらいが理想ですか?
求人広告の掲載期間は短い場合で2週間程度です。週次または月次で新着データを受け取れるサービスを選ぶと、掲載終了後の企業への無駄な架電を防げます。
人材業界に特化したリストと汎用リストの違いは?
汎用リストは業種・規模・地域などの基本属性で絞り込むのが中心です。人材業界特化のリストは、募集職種、掲載媒体、出稿金額、派遣会社フラグなど、営業提案に直結する項目が含まれています。バクリスは50項目以上の抽出データを提供しています。